【体験談】わたしが転職を辞めた理由

サラリーマン・OLであれば、だれでも一度は転職したいと思うときがくるのではないでしょうか?

私の周囲でもいろんな事情で転職をしていった方々がいます。

結果として転職を止めましたが、私自身も転職活動を行ったことがあります。

私の場合は、最終判断で転職を見送りましたが、現状ではその判断が正しかったと思っています。

この記事では、私の転職活動の理由となぜ転職を止めたのかを紹介します。

これから転職をしようか悩んでいる人の、転職に対する考えの参考になればと思います。

目次

転職しようと思ったきっかけ。

転職をしようとしたきっかけは、パワハラ上司です。

また、パワハラ上司が原因で業務量が増え、職場もブラックとなっていました。

当時の職場は、自分をいれて6人。

一人目は、部長。厳しいけれど、いろいろと教えてくれる。

二人目は、ブラック上司。課長。

三人目は、頼れる先輩。頭が良く、いろいろと相談に乗ってくれる。

四人目は、仕事はできないお調子者。

五人目は、退職直前の同僚。会社で町内会の仕事をする。

六人目が自分。

今振りかえると、よく耐えたな。と思います。

ブラック職場とパワハラ上司

当時わたしが所属していた部署のパワハラ上司は、

  • 仕事の指示をしない・丸投げ(方向性を示さない)
  • 失敗は執拗に攻める
  • 成功したの成果は自分のものにする
  • 部下をねぎらわない
  • 判断しない

と人として欠陥のある上司でした。

当時の私は、退職間際の先輩が仕事をしないので、その仕事の処理と自分の仕事をこなしていました。

ブラック上司は、彼よりも立場の下の社員には嫌われていたため、他部署との調整が必要となる業務では、断られたり、嫌味を言われることが多かったです。

なんどが頼み込んで、やっと話が進む。

この調整で時間がかかり進捗が遅れると、パワハラ上司からのありがたいお言葉が降ってくる・・・

また、お調子者の先輩が放り投げた仕事を担当させられた時には、投げられた工事と、自分の担当の工事が重なり、投げられた工事の工程をずらしたのですが、このときもありがたいお言葉が・・・

しかもお調子者の先輩は、いろいろと都合の悪いことを隠していたので、後始末が大変でした。

こんな感じで勤務時間は毎日残業が5~6時間あり、深夜に家に帰って寝るだけの生活を送っていました。

転職を決断する。

長時間労働+パワハラ上司の組み合わせで、精神な疲労はピークに。

精神的・肉体的に限界を感じていましたが、心が壊れきるまであと一歩のところで踏みとどまっていました。

これは、当時実家に住んでおり、両親といたことが精神的な支えとなっていたのだと思います。

しかしあるとき、この生活を定年続ける意味は何だろう?と、突然疑問が生まれ、現状の生活に対する違和感が大きくなっていき、転職を決意しました。

入社4年目。28歳の秋でした。

転職活動で公務員をめざす

とくにやりたいこともなく、会社を辞めたい一心で選んだのは地元の市役所。

勉強は苦手ではなかったので、通勤時間に毎日2時間、試験勉強をしました。

残業の後、深夜の電車で試験勉強をしながら帰るのは体力的にきつかったのを覚えています。

しかし、会社を辞めたい気持ちが勉強を続けさせました。

そして試験の結果は、1次試験突破。

2次試験(面接)に進むことになりました。

まさかの人事異動!モチベーションが一気に低下

2次試験を控えていたある日、社内の人事異動が発表されました。

そこに記載されていたのは、ブラック上司の人事異動!

やめる要因がなくなるだけでなく、新たに移動してきた上司はブラック上司とは真逆の聖人のような性格。

部下をねぎらい、仕事の方向性を示すだけでなく、一緒に悩んでくれる。

職場の雰囲気が一気に良くなりました。

しかし、転職の面ではこれがマイナスに作用することに・・・

もともと職場が嫌で転職をしようとしていたので、その原因がなくなりモチベーションが低下。

いろいろと考えた結果、転職を中止。

そのまま、現在に至る。

なお転職を中止した決め手は、職場環境が改善されたこと、転職すると収入が低下することです。

その後も、お調子者の先輩も異動となり、高齢の同僚は退職していなくなり職場の雰囲気はかなり改善されました。

転職活動を振り返り思うこと

職場が嫌でとりあえず環境を変えようと転職活動をしましたが、いまとなっては中止して良かったと思います。

その理由は、この次のとおりです。

  1. 転職すると収入が下がっていた。
  2. 社内の環境が改善された。
  3. 新しい職場でも同じ環境となる可能性があることを考えていなかった。

①転職することを考えていた時は、会社を辞めることで頭がいっぱいになっていました。

年収の低下というのは、プライベートに大きな影響を与える要因であり、その影響を十分考慮したうえでの判断ではなかったと反省しています。

②は、職場の環境=会社と思い込んでいたことです

会社の規模にもよるかもしれませんが、実際におかしかったのはブラック上司のいた当時の職場であり、改めて他の職場をみるとそれほどでもなかったのです。

また、会社は人事異動を定期的に行っており、上司も例外ではなかったのです。

「ある程度耐えていれば、職場の環境が変わる」という考えが抜けていました。

ブラック上司がいなくなってからは、職場環境が一変し、働きやすい職場に生まれ変わりました。

また新たな上司の下では、経験やスキルをみにつけることができ、成長することができました。

そして③。転職先の新しい職場が平穏な環境である保障はないのです。

せっかく転職したのに、また新しいブラック職場、ブラック上司にあたってしまっては意味がありません。

転職に費やした労力・費用が無駄になってしまいます。

転職理由がネガティブな場合は要注意

現状の職場に不満があり、環境を変えたいためだけに転職をする場合はよく考えるべきです。

私のように転職しなくても職場の環境が変わることもあります。

新しい職場環境が良い保障もないですし、収入やキャリアについても十分な検討が必要です。

言い方が悪いかもしれませんが、現状から逃げ出すための転職では逃げることに意識が集中し、他の重要なことを見落としがちです。

逃げることは悪いとは思いませんが、他のことも視えているかよく確認するようにしましょう。

ただし、精神的に限界を迎えている場合は、速やかに転職もしくは退職を行うことを推奨します。

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この記事を書いた人

田舎の中堅サラリーマン。
仕事で役立つテクニック・情報を発信します。

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